まずは手関節のパルペーションを念入りに練習していきます。今回は先生が四肢の解剖学の図を用意してくださっていたのでそれを見ながら、受講生同士で念入りに練習します。しかし、地味な動作は退屈に感じてしまうもの。そこで小柳先生がこんなエピソードを紹介されました。 「自分のオフィスに若いカイロプラクターが務めていたのですが、地味なシンクロ矯正法にすこしうんざりしていたようです。しかしオフィスに、どこに治療にいっても手の痺れが取れない患者さんがやってきました。私は彼に手の関節の一つ一つを丁寧にパルペーションし、シンクロ矯正を行うように指示をしたところ、手の痺れが完全に取れてしまいました。それ以来、まったく苦ではなくなったんですよ。」地味な動作が最大の効果を生むと小柳先生。
今回も、前回と同様小柳先生の下でシンクロ矯正法を学ばれた新井先生が助手として受講生のパルペーションをチェックしてくださいました。丁寧にそして熱心に指導をされる姿が印象的でした。
午後からは脚関節を中心に実技とデモンストレーションを交えながら行います。膝の悪い受講生の方にシンクロ矯正法で治療をされたところ、かなりの改善がありました。「もうすこし歩くと更に良くなると思います」と小柳先生。骨盤の調整もデモンストレーションされましたがその変化に受講生の方々が驚いておられました。
最後に小柳先生から「あなたはいいカイロプラクターになりたいですか?いい治療家になりたいですか?」と受講生の方々に説かれました。 「もし答えが2番目ならカイロプラクティックの看板を下ろすことも選択肢の一つです。」カイロプラクターとしての小柳先生を知る私どもには衝撃を受けるお言葉でした。
しかし、誰のための治療なのか?という事を考えれば先生のお考えになるほどと思ってしまいました。 1秒でも早く楽に治してほしい。ということが患者さんの希望であればそれにこたえる事も必要なのだと考えさせられました。カイロプラクティックや手技治療を怖がられている方がたくさんいらっしゃいます。患者さんが苦痛なく受けられる施術を取り入れるのはこれからの手技治療に必要なことなのだと強く感じました。 次回は6月13日の東京でのシンクロ矯正法のセミナーを企画しています。また、秋には胸椎・内臓編も企画しておりますのでご期待下さい。