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 セミナーレポート 10月25日 すこやか塾臨床講座 Part2 腰部・骨盤・下肢の機能連鎖 馬場信年先生
4月26日のセミナーで消化できなかった内容を「秋に必ず補講をしたい」という馬場先生のお言葉で実現したすこやか塾臨床講座Part2。その内容の濃さと馬場先生の人柄に触れられたに受講生からは是非継続して馬場先生のセミナーを受講したいとの声が多数寄せられました。

4月26日のセミナーは2008年4月4日に亡くなりました、弊社先代社長、故江崎健三の追悼セミナーとして馬場先生のご提案で
実現したセミナーです。今回はカイロプラクターにとって重要な腰部、骨盤部、下肢の機能連鎖がテーマです。今回の会場はいつもの緑地公園ではなく、UHA味覚糖で行いました。
 

まず先生は最近ご自身でも臨床に取り入れておられる常足についてお話をされました。
難波歩きとは辞書によりますと足と手を同時に出す歩き方のようで疲労が少ないそうです。側湾症の方にこの歩き方を指導するだけで臨床では著しい改善がみられたとのこと。また、馬場先生は呼吸筋の調節を行うことでウエストラインが縮まるとも。
 
「ただエクササイズをやりなさいといっても患者は長続きしないが、こうやってウエストラインが細くなると見せる事で患者の動機付けができ、信頼関係を構築できるのです。」と馬場先生。先生の施術を受けた受講生はウエストラインが2cmも細くなったそうです。すごい!

もちろん、馬場先生が行っていることは臨床の課程で行う、いわばパフォーマンスのような事ですが必要があればこれくらいのことは
簡単に出来るという知識と経験に裏打ちされた自信が感じられました。
 

「また脱線しそうだ」と口癖のようにおっしゃる馬場先生ですが、お話を聞けばその造詣の深さにいつも驚いてしまいます。
今回のセミナーで印象的だったお話の1つが動物の歩き方に対しての先生の疑問でした。

例えば馬が駆け足をするときは4つの脚が対角線に動く。しかしシマウマがライオンに襲われたときは後脚と前脚が同時に動いてジャンプするように逃げるが、いったいこの変化に対するスイッチはなんなのか?と先生は受講者の方に疑問を投げかけておられました。

私のような素人には脚の動きが違うのだなという風にしか理解できませんが、色々な着眼点で物事を多面的に見ることの重要性を垣間見るお話でした。馬場先生の機能連鎖のお話しはまさに「推理」という言葉がぴったりです。
その明快な「謎解き」=原因究明に受講生の方がどんどん引き込まれていくのが印象的でした。

受講生の方も「話は脱線するけど、その中に臨床のヒントがたくさんあり面白い」、「もっと先生の話を聞いてみたい」との声が多数ありました。

 

また、先生はカイロプラクティックを学ぶことに対する姿勢についても説かれました。
「自分の話はすべて正しいと思って聞かないでほしい。自分の話が正しいかどうか、家に帰って生理学の本、カイロプラクティックの本を読んで確認してください」と馬場先生。またご自身がカイロプラクティックを学ばれた最初の10年間はあるセミナーを受けると
そのセミナー色に染まってしまい自分の臨床というものが混乱してしまい苦労したとのお話もされました。

「私の話を聞いて自分の治療基盤にそれをうまく組み込んでほしい。そのセミナー色に染まってはだめです。」
先生はその10年間、悩んでお金も時間も損をしたそうです。カイロプラクティックがまだ海のものとも山のものともわからない
時代に必死に、そして貪欲にカイロプラクティックを学ばれた先生の思いが伝わってくる印象深いお言葉でした。
セミナーのアンケートには「患者の目線からだけでなく、臨床家の目線に立ってもお話をしてくださった」、「基礎の重要性、面白さに気づかされたセミナーでした」との声が寄せられました。来年は馬場先生のセミナーを3回シリーズで企画しております。
皆様の多数のご参加お待ちしております。